綺麗な箪笥を末長くお使いいただくためのお手入れ方法や取り扱い方法をご紹介します。
日常のお手入れ
砥の粉仕上げの場合
日常のお手入れは、毛ばたきや柔らかい布で木目に沿ってそっと掃うように拭いてください。
濡れた布やワックス等で拭くとシミや変色の原因になります。
時代仕上げの場合
時代仕上げの場合も砥の粉仕上げと同様のお手入れを行なってください。
時代仕上げの場合は木目の凹凸が大きく、布が引っ掛かる場合がありますので注意してください。
オイル仕上げの場合
柔らかい布でや固く絞ったふきんで埃や汚れを拭き取って下さい。
オイル仕上げの製品は定期的なメンテナンスをおすすめしております。
年に1回程度オイルを塗布すると色の変化や表面のカサツキを抑えて綺麗な状態を保つことができます。
最適な置き場所
桐は調湿機能に優れた木材ですが、カビの発生を抑えるため設置の際はできるだけ湿気が多い場所を避けていただくことが望ましいです。壁から数センチ程度離して設置すると通気性が確保されやすくなります。またエアコンやヒーターの直風が当たらない場所を選んでください。
時々は金具もチェック
兆番や引き手金具などのネジ類がゆるんでいないか点検し、ゆるみがある場合はしっかり締め直して下さい。ただし、桐はやわらかい木材ですので締め付け過ぎにはご注意ください。
痛みがひどくなってしまったら
桐たんすは一度買えば100年以上使えると言われいます。代々受け継がれたものを末長くお使いいただけるよう、春日部桐たんす組合では傷みのひどい箪笥や古くなった桐箪笥の削り直し(修理・リメイク)も承っております。お気軽にお問い合わせください。